レパートリー
各症状をクリックすると、レメディーが表示されます。
ホメオパシーでは、「病名」を見るのではなく、「症状」に焦点を当てます。
どんな病名でも、その人に現れている症状に合うレメディーを探すのがポイントです。
今後、どんどんレパートリーを増やしていく予定です^^;
更新情報はブログ等でお知らせいたします。
風邪の症状
ホメオパシーで対処する場合は、以下の症状に合わせレメディーを摂ってみるとよいでしょう。
Acon: 熱の出始め。高熱によい。悪寒や喉の渇き、不安を伴う熱。
Ars: 衰弱している。周期的な熱。高熱。不安や悪寒を伴う熱。
Bell: 子供の高熱。体は熱いが汗はあまりかかない。顔の赤みや目のウルウルがある。
Bry: 高熱。喉の渇きを伴う。
Chin: 衰弱している。周期的な熱。発汗がある。
Gels: 震え、悪寒を伴う熱
Eup-per: 震えや痛み(体、骨の痛み)を伴う。吐き気を伴う
Hyos: 震えやせん妄を伴う高熱
Stram: 幻覚や幻聴を伴う高熱
Ant-t: 痰を伴う咳 咳の為に吐き気を催す 百日咳
Bry: 胸の痛みを伴う 頭痛を伴う 乾いた咳
Caust: 冷たい飲み物で好転する 絶えず出る咳 乾いた咳
Dros: 夜になると悪化 横になると悪化 痰を伴うゼロゼロした咳 立て続けに出る咳 百日咳
Euphr: 吐き気を催す咳 季節性の咳 鼻水も出る 痰を伴う
Hep: 冷えると悪化 声嗄れがある 喉の痛みがある 痰を伴う
Ip: 吐き気を催す 痰を伴う咳 痙攣性の咳
Petr: 百日咳のノゾーズのレメディー。痙攣性の乾いた咳 百日咳の予防に
Kali-c: 慢性的な咳や肺疾患があるとき
Ars: 花粉症の症状に 焼ける様にヒリヒリする 慢性鼻炎 水っぽい鼻水
Brom: 鼻の中にかさぶたができる 慢性の鼻水、鼻詰まり 激しいくしゃみ
Euphr: くしゃみと鼻水が出る風邪 流涙を伴う 咳を伴う 多量の鼻水が出る
Hep: 副鼻腔炎 初期の鼻炎に 鼻の炎症性腫脹 黄色い濃い鼻汁がでる
Kali-bi: 粘度の高い鼻水 慢性副鼻腔炎 副鼻腔炎による頭痛や歯痛がある 蓄膿症
Nat-m: くしゃみと鼻水が出る風邪 日光を見るとくしゃみがでる 流涙を伴う症状
Puls: 鼻炎(耳炎もなりやすい) 夜に鼻が詰まる 黄色い粘々した鼻水
Sep: 慢性の鼻炎 黄緑色の鼻水がでる
胃腸の症状
Carb-v: ゲップを伴う ガス腹や下腹部の膨満感 放屁が出る
Cham: 激しい疝痛 子供の腹痛 ガス腹 憤慨している子供の腹痛
Coloc: 締め付けられるような痛み 短期で怒りっぽい人に合う
Lyc: 赤ちゃんの腹痛 腹の突っ張り感や膨満感 食欲不振を伴う 腹鳴がある 放屁と伴う 満腹まで食べた後の腹痛
Nit-ac: 引っ張られるような痛み、排便前の疝痛 切られるような痛み ガス腹
Nux-v: 熱と痙攣を伴う 吐き気がある お腹が冷えることから悪化
Ph-ac: 締め付けられるような痛み、圧迫痛
Sep: 重い痛み・圧迫痛 焼けるような痛み 腹の張りや腹鳴を伴う 過去の腹立たしいことを思い出すと悪化する
Arg-n: 不安や緊張から悪化する 甘いものを食べると悪化する
Ars: ヒリヒリ焼けるような下痢 胃腸炎 水を飲むと悪化 子供の下痢 吐き気を伴う 食中毒による下痢 不安や心配から悪化
Cham: 胃腸炎 乳児の下痢 イライラしている 水様便
Chin: 胃腸炎 慢性の下痢 食べるとすぐ下痢をする 食中毒 嘔吐を伴う
Nix-v: お腹が冷えることで悪化する 食べ過ぎ、飲みすぎによるもの 便秘と下痢を繰り返す お酒の飲みすぎによるもの
Puls: 脂っぽい食事で悪化する 黄色い便 胃腸炎 甘えん坊の子供
Sulph: 周期的に起こる 病後の下痢 早朝の下痢 水様便
Verat: 胃腸炎 嘔吐を伴う下痢 無意識に便がでる 便秘もある 水様便
Bry: 大きく硬い便 便意が無い
Nat-m: 便意はあるが出ない 慢性の便秘
Nux-v: 便意はあるが出ない 全部出し切れていない感覚 便秘と下痢をする
Op: 長期間の便秘だが平気 便意が無い 小さい硬い便 食欲不振を伴う
Sep: 出産後や妊娠中の便秘 全部出し切れない感覚
Sil: 便意は伴うが出ない 月経中や月経前の 便が出てくるが中に戻ってしまう 大きく硬い便
Ars: 食べたり飲んだりしたものをすぐ吐いてしまう 不安を伴う 下痢を伴う
Bapt: 激しい嘔吐 眠気とともに吐き気がある 下痢を伴う
Chin: 下痢を伴う 水でも吐いてしまう 嘔吐による水分の喪失に
Colch: 妊娠中の嘔吐 嘔吐により悪化(他の症状が出る)
Ip: 咳による吐き気 頭痛を伴う 絶えず続く吐き気 激しい吐き気 喉の渇きは無い 吐いても楽にならない 月経時の吐き気
Nux-v: 妊娠中の吐き気 食べ過ぎや飲みすぎによる吐き気 頭痛を伴う 消化不良 アルコールによる吐き気
Tab: 激しい吐き気や嘔吐
Verat: 下痢を伴う 激しい吐き気 水でも吐いてしまう
外傷・怪我
Bell-p: 捻挫や、捻挫したような筋肉の痛み
Bry: 捻挫の激しい痛み
Calc-f: 靭帯の捻挫(靭帯の怪我によい)
Led: 足首の捻挫によい
Rhus-t: 捻挫や筋肉の損傷、痛みによい
Ruta: 捻挫№1レメディー
Bry: 骨折の痛みに
Calc-f: 骨がもろく骨折しやすい。
Calc-p: 骨がもろい、骨折の治りを促進
Cimic: 骨がもろく骨折しやすい
Kali-m: 骨折による幹部の腫れに
Ruta: 骨折、骨折による痛みに
Sil: 骨がもろい、古い骨折箇所が痛む
Symph: 骨折全般、まず試してみるとよいレメディー
‐赤み、腫れなどの感染症にかかった場合:Hep
‐傷の中に破片が残っている場合:Sil
擦り傷:Calen
‐膿を伴う場合Hep
*Calendulaクリームやチンキで消毒するのもよい。
‐水ぶくれができる程度のもの:Canth Nat-m Kali-s
‐重度のもの(病院での処置必要です):Ars Kali-p
その他、火傷に良いもの:Calen Caust Urt-u
内出血:Arn
鮮血:Ip Erig Sabin Crat
皮膚の斑状出血:Led Sul-ac
鼻血全般:Arn Bry Cupr Ferr-p Ip Lach Merc Mill Phos(No1) Sep
‐止まらない時:Phos
‐どす黒い血:Led Carb-v Croc
‐朝に出るもの:Lach Aloe
子供がよくかかる病気
‐赤みを伴う腫れを伴う: Apis Acon Bell
‐下瞼の炎症: Rhus-t
‐上瞼の炎症: Puls
‐繰り返し起こるもの: Sulph Con Staph Sil Puls Staph
‐膿を伴うもの: Hep Sil
‐その他: Arg-n Borx Euphr Ferr-p Kali-m Nit-ac Sep
代表的なレメディー:Apis Arg-n Bell Euphr Puls
膿や分泌物が多い場合は、Arg-nやPuls、
腫れや焼けるような感覚がある場合はApisやEuphrがよい。
腫れや赤み: Agar Apis
日光蕁麻疹: Nat-m
水疱を伴う: Rhus-t Cop
チクチク感や蟻走感: Agar Rhus-t
その他、蕁麻疹によいレメディー: Sulf Puls Merc
目や結膜の炎症 Euphr Apis Puls Morb
まぶしがる、ヒリヒリする涙 Euphr
顔や目の腫れを伴う Apis
カタル症状を伴う(目ヤニや分泌物)Puls Sulph
湿疹を出し切る Sulph Acon Bry Zinc
耳炎を伴う Puls
咳を伴う Bry Phos Puls Morb
高熱を伴う Bry Bell Puls Morb
頭痛を伴う Bry Euphr Puls
Acon Ant-t Merc Rhus-t Sulph Varic
予防:Varic、Herp-z
高熱を伴う:Acon Bell
膿疱性の湿疹を伴う:Ant-t Merc
激しい痒みを伴う:Rhus-t Ant-c
湿疹からの分泌物を伴う:Merc Puls
これらの症状には以下のレメディーがよいでしょう。
中耳炎の症状全般をカバーできるレメディー: Sil Merc Nit-ac Puls Hep
上記の他、症状に合わせ、以下のレメディーを試してみるとよいでしょう。
高熱を伴う:Bell
耳の痛み:Cham
膿・耳垂れ:Hep Puls Sil
耳下腺の腫れ:Nit-ac Bar-c
耳の閉塞感:Iod Lyc
聴こえにくい:Kali-m
季節性の疾患【春】
粘度の高い鼻水が出る: Hep Kali-bi
大量の鼻水:: Euphr All-c
目の痒み: Apis Arg-n Euphr
涙が出る: All-c Euphr Nat-m
焼ける様にヒリヒリする: Ars Apis All-c
喘息のような症状を伴う: Ars
くしゃみが止まらない: All-c Euphr Nat-m
予防に: Ferr-p、Nat-m, Calc-p
季節性の疾患【夏】
アデノウイルスによる感染症です。
これは夏風邪の一種ですが、高熱が下がりにくかったり、
結膜炎、咽頭炎を発症する場合もあります。
症状の出始めにはAcon.
高熱には Bell, Btu Puls Ferr-p
咽頭炎や結膜炎がある場合は、上記の他、Kali-m、Iod, Ars-i, Hep, Puls
高温多湿の中での長時間作業などで、大量の汗をかくことにより
脱水症状を起こしたり、
それにより起こる様々な症状の総称です。
症状に合わせて、
レメディーを摂ってみましょう~
ほてり、顏が赤い 熱を持っている Bell
喉の渇き、大量に水を飲みたがる Bry
太陽の光で悪化 暑さで悪化 Nat-m
脱水症状になっている場合は、Chin
熱中症によいその他のレメディー:Calc-p Kali-m Kali-p
黄色ブドウ球菌や連鎖球菌などの常在菌による細菌性の皮膚の感染症です。
代表的なレメディー、
Marc Ant-c Ars Staphyl Mez Rhus-t
特徴的な症状に絞れる場合、
以下のレメディーは良く合います。
水ぶくれ、水疱を伴う湿疹 Rhus-t Ant-c
黄色い汁膿がでる Kali-c
膿を伴う湿疹 Hep
赤い湿疹 Rhust
痒みが強い Rhust Merc Mez
季節性の疾患【冬】
レメディー:Petr, Agar, Bell, Ferr-p Nit-ac Puls
循環の悪さには、上記の他、Ars Cuprもよいです。
患部が青い場合は、Led
冷えがある人には、SilやHepもよいです。
Rhus-t Sil Sep Sulph Thuj Petr
痒みや湿疹を伴う Sulph Rhus-t Ars Kali-s
あかぎれ Calc-f Kali-s
唇の乾燥 Nat-m Bry
冬に悪化 Petr Alum Rhus sil
寒さで悪化 Rhus-t Alum Petr Ars Acon Dulc
その他の疾患
まずは予防にはInfulがよいです。
インフルエンザのウイルスから作られたレメディーで、
実際の病組織や分泌物から作られたものをノゾーズと言います。
感染する前にその情報を入れておくことで、予防が出来ます。
次に挙げるのはインフルエンザの代表的なレメディーです。
Ars:喉の痛みや筋肉の痛みがある。不安や落ち着きの無さを伴う。 胃腸の症状がある。
Bapt:頭痛や体の痛みがある。衰弱してぼーっとしている。
Bry:粘膜の乾燥がある。動くと悪化する。空咳がある。体の痛みや頭痛、喉の痛みもある。
Rhus-t:落ち着きがない。特に肉体的な。筋肉が硬直して痛みがある。
Phos:頭痛や喉の痛みを伴う。冷たい飲み物を欲する。
Eup-per:筋肉や骨が痛む。胃腸の症状。激しい悪寒もある。
Gels:インフルエンザの典型的な症状をカバーできる。体中の痛みがあり、震えもある。
Oscill:インフルエンザのあらゆる症状に使える。インフルエンザに罹ったら先ずとってみるとよいでしょう。
冷え全般: Acon Ars Sep
冷え-末端の: Sep Agar
冷え-単一部分の: Dig Agar Acon
体温が低く、冷えている: Alum Camph Sil Led
冷えることから悪化する: Acon
毛細血管の血流不足: Aer Agar Sec-c
緊急時・災害時
Ars:不安・心配、体温の低下
Arn:怪我、出血、打撲
Argn:不安、パニック
Calen:怪我、火傷
Op:激しい恐怖
Coff:夜眠れない時
Led:刺し傷、捻挫、打撲
*(このページでご紹介するレメディーは、急性症状に対するレメディーで、
ご家庭でのセルフケアの参考にしていただくことを目的としたものです。
慢性病など、根本治癒に導く為には、プロのホメオパスにかかることをお勧め致します。)