ダイエット
結果にコミットする?
最近はやっているダイエット方法、結果にコミットするアレ。
実際にやっている人から話をきくと、筋トレと合わせて独自の食事制限もあり、
どうやら炭水化物ダイエットのようなものを薦めているようでした。
今回は、炭水化物ダイエットと健康的な食事について私の思うところを書いてみたいと思います。
炭水化物が太らせるのではない
炭水化物を抜く。
すなわち、その分のカロリーを抜くことで総摂取カロリーを低くする
こう考えるとダイエット効果はあるかと思います。
また、血糖値の急上昇を防ぐことが出来るので、インスリン分泌が減り、
脂肪の燃焼を促進できます。
しかし、炭水化物が脂肪を増やす直接の原因ではないのです。
太る原因は、炭水化物と一緒に食べる高脂肪が原因だと私は思っています。
確かに、炭水化物は糖ですので、余分に糖を取ってしまうと脂肪になりますが、
タンパク質、脂質よりもいち早くエネルギーに変わるものなのです。
また、炭水化物には炭水化物だけの大事な役割があります。
極端に摂取を制限するのはよくありません。
他の栄養素が本来の働きを果たせるように、十分なエネルギー源を確保しておく必要があります。
実際、炭水化物を抜いて、すぐに体重が落ちたという人はたくさんいると思いますが、
体内で水分と結合するという炭水化物の性質が、短期間での体重減少に繋がっているそうです。
ようは、脂肪が無くなったのではなく、水分が無くなったということなんですね。
三大栄養素 炭水化物 タンパク質 脂質
炭水化物は
体を動かす為のエネルギー源となり、体内での分解においては、非常に効率の良い栄養源です。
エネルギー源としてすぐに使わないものは、肝臓や全身の筋肉に貯蔵しています。
脳に大事な栄養素、ブドウ糖を摂取するのに炭水化物はよい食べ物です。
タンパク質は、
体を作る上では欠かせない栄養源ですが、分解するのには効率が悪く、体に負担をかけてしまいます。
過剰なタンパク質は体を酸性にし、肝臓や腎臓に負担をかけます。
脂質は、現代の食事ではとりすぎる傾向にあると思います。
飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸(オメガ3とオメガ6)をバランスよく摂る必要があります。
また、トランス脂肪酸の摂取をへらし、良質な油をとることが大事です。
基本的に、炭水化物は55~60% 炭水化物は15~20%、 脂質は25~30%ぐらいの割合が良いと
言われています。
これはあくまでもこれは目安で、それぞれの代謝の得意不得意は、人によってちがいます。
これらの栄養素からダイエットを考える
炭水化物ダイエットというのは、炭水化物をぬく(または減らす)ことによって
エネルギーが不足する状態をつくり、脂肪からエネルギーを得るというもの。
ブドウ糖が不足すると、タンパク質や脂質からブドウ糖を合成できるのですが、
代わりになるからといってタンパク質(特に動物性たんぱく質)や
脂質だけ摂るというのは、体に負担を欠けてしまうことになります。
また、脳はブドウ糖しか使えないので、よく頭を使う人、頭脳労働をしている人は、
すぐにエネルギーとして使用できる炭水化物も必要なのです。
ここで注意が必要なのは、炭水化物により血糖値を急激にあげないこと。
それには、ミネラルやビタミンと一緒に食べるとよいです。
自分には何が必要か、何が過剰かを考えながら、
どれか一つを完全に抜くという偏ったやり方はせずに、
基本はすべてのものをバランスよく摂ることだと思います。
そして、そのバランスは、その人次第なのです。
今、自分はどのくらいの割合で食べていて、これにより太るのか、痩せるのか
体脂肪はつきやすい体質か?筋肉量は?
それを把握した上で、バランスを修正していくことができるとよいですね。
何事も、一つのメソッドに盲信せずに、自分に合ったものを探していく意識を持つようにしましょう。